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無気力症候群(アパシーシンドローム)
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特定の事に対しての無気力
無関心などが続いている人達に用いられている用語
無気力の対象は学生ならば学業
社会人ならば仕事といった本業に向くことが多く
無気力の状態が長引けば登校拒否や
出社拒否に至ることもあります
自然と気力が回復して行く例もありますが
生活に様々な支障出てしまう事もあるため
無気力症候群は時に問題となります
無気力症候群は
うつ病や不安障害などの疾患と比べると
疾患としてあまり確立されたものではありません
様々な病態で生じると考えられているため
症候群というくくりで扱われています
それでは無気力症候群について
どんな状態でどのような原因でなってしまうのかを
お話ししていきます
🍀無気力症候群になりやすい原因
無気力症候群の原因は1つではありません
その原因として最も多い例
①ストレス
一番の原因だと考えられるのはストレス
ストレスとは対決するか
回避のための努力をする
というのが一般的な人間の行動ですが
対決するでもなく回避するでもなく
自分がストレスを受けているという自覚が無い
②人格形成
大人の心が形成されずに人格自体が未熟で幼い
自分の幼さから周囲からの評価や
自分の立ち振舞い
立ち回り方を考えることが出来ず
ふさぎこんで無気力症候群に陥りやすくなってしまう
③自己主張
自分の意思や気持ちが薄弱でどっちつかず
日和見解的で主体性がないという性格も原因の要因
自己を主張しなければならない場でもどっちでもいいとなり
無気力症候群が付け入るスキがある
強すぎる自己主張は社会で生きづらくなる要因ですが
ある程度は自分の主義や主張を持って
ストレスをためない程度に自己主張をすることも大切です
🍀理想主義
理想は高く持つ方が良い仕事が出来たりして
結果として良好なことが多いもの
しかし現実の自分の足元を見ずに
高い理想ばかりを考えたり抱いていてはいけません
いつしか理想と現実のはざまで自分自身のスタンスを受け入れられない程の状況に気づかされます
=無気力症候群になりやすい人=
✳まじめ
カバンの中の荷物は常に整頓され
スーツは折り目も正しく常に清潔
性格は真面目で
いつも目標に向かって努力を怠らない
そんな隙の無い人は
無気力症候群においては黄色信号かもしれません
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無気力症候群の治療方法
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無気力症候群を改善・克服するためには
カウンセリングや精神療法を中心とした治療や援助が必要です
カウンセリングは現在の無気力状態が
本人の能力の結果ではないことを理解させ
現状があくまでも一時期なものであると
認められるように促します
また現実的な社会での成功
不成功とは直接関りの無い部分で
自分の存在価値が認められるようにする事なども
大きなポイントです
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最終的には 【自己確立】が目標
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具体的に現在の生活状況や
それについて考える内容を聞いて
その意味について話し合うとともに
新しい体験やしたいと思う事をするように勧めます
また 当面の目標を立てて
時には一緒に解決策を考え
時には見守りアドバイスしながら
復学、復興への支援をしていきます
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アパシー状態は幼少年期の育成歴や家族関係
個人の性格や特性が複雑にからみ合って起こるので
即座に症状を改善させる事は出来ません
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したがってカウンセリング治療は
長期的に気長に続けていかなければならない・・
また必用に応じて家族とも面談を行い
無気力になった背景や原因を説明して
話し合いがもたれます・・
大学生であれば指導教官や学生課職員、友人など・・
会社員なら上司同僚といった
周囲の関係者と協力態勢をつくることも大切です・・
そして〜 無気力症候群は
自分の悩みや生活によって
知らない内に自分がなっている可能性があります!!