❇人が生きていく中でなぜ「五感を使うのが大事」と言われるのか?
赤ちゃんは「感覚」を頼りに【世界を知る】
私達は・・
✳︎目覚まし時計の音をやかましく思ったり
✳︎靴の履き心地を確かめたり
✳︎電車に乗っているときに揺れを感じたり
いろんな感覚を頼りに日々の生活を送っています
しかし赤ちゃんはどうでしょう?
言葉や記号以前の世界を生きている赤ちゃんにとって
感覚こそが世界を知るための手立て✧*
生まれて直ぐのため
自分の身体をうまく操作できない赤ちゃんは
身の回りにあるものを見たり
自分で自分の身体に触れたり
人の声や物音を聞いたりして・・
次第に身体をうまく使えるようになっていきます✧*
そのために
全身のさまざまな「感覚」で情報を入手し
「運動」を通して世界に働きかけることを
繰り返しています
==============
五感を使うのが大事!
==============
赤ちゃんは「五感」よりも
もっと多くの感覚を使っているそうです✧*
==================
「五感とは」一般的に
視覚・聴覚・触覚・味覚・嗅覚
のこといいます
==================
たいていの場合はこの5つのなかの
視覚・聴覚・触覚の3つを扱っています✧*
実はもっと多くの感覚を使っています
バランスと身体の位置・動き・力加減
今回は赤ちゃんの探索行動にとって
重要な二つの感覚を簡単にご紹介したいと思います
〓平衡感覚〓
全身のバランスや顔の向きを察知する感覚
トランポリンや平均台などの遊具で
遊ぶときなどに使われるイメージ
横から音が鳴ったとき
顔を向けて音の原因を見ようと思ったときなど
この感覚が働いています
顔の動きとともに
目の動きもサポートしている感覚です
〓固有受容覚〓
関節や筋肉の位置・動き・力加減を察知する感覚
「わたしのからだがここにある」
ということを実感するための感覚とも言えます
ヨガでは「タダーサナ」といいます
ただ立っているだけに見えて
立つことに全力で意識を向けるポーズがあるそうです
これはこの固有受容覚に注意を向けていると言えるでしょう
〓雪に触れるときに働いている感覚〓
1. 雪を見て近づく(平衡感覚+視覚+固有受容覚)
2. 姿勢をキープ (固有受容覚)
3. 片腕を上げる (視覚+固有需要覚)
4. 指を伸ばす (固有需要覚)
5. 氷に触れる (触覚)
6. 冷たさを感じる(冷覚)
このように複数の感覚を総動員し
一つの対象に向けています
====================
平衡感覚と固有受容覚で姿勢と運動を制御し
視覚でものを捉え
触覚でそのものの硬さや温度を知る
====================
大人にとっては当たり前のことなのですが
こうした複数の感覚を同時に使うことを
トレーニングして身につけているのです・・
ですから・・
赤ちゃんがたくさんの感覚を使える環境をつくることで
健やかに育つと考えられるので
「赤ちゃんの五感を刺激!」と
書かれた玩具が多く販売されているのです✧*
※ちなみに五感以外にピンとひらめく
「第六感」もあります...
第六感は超能力とか霊感だとかいわれています
※ついでに第六感を超えたところに
セブンセンシズ(第七感)というのもあるそうです...
🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀
第六感、第七感はなしにしても
第五感までは日々人生の中で感じています
🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀