【 人 間 力 】
どんなに能力や技術があったとしても
最後はやっぱり人間力 ──
なんて言われたら‥ 確かに!! なんて
思わず納得してしまいますが
この「人間力」とは一体何でしょう?
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【明確な定義】は無いようですが
誰もが何となく理解している言葉
ということのようです
ここではこのわかっているようで曖昧な
【人間力】というものについて考えてみましょう♪
【人間力のある人物】
「人間力のある人」というと
どんな人物を思い浮かべるでしょうか?
【人間力】とは‥
私たちは彼らの何にそれを感じるのでしょう?
【人間力】というのは
「胆力・包容力・自律の精神」の
3つの総和によりもたらされるもの!
これらが全て高いレベルで
共存している人物のことを
私たちは人間力が高いと感じる‼︎
胆力‥覚悟が決まっている芯の強さを持っている
包容力‥他者に対する深いレベルでの優しさ
慈しむ心を持っている
自律の精神‥他からの支配を受けず
迎合しない自立心
自分で立てた信念や規律を
遵守する強さを持っている
「胆力・包容力・自律の精神」を簡単な言葉に置き換えると
「強さ・優しさ・自制心」
この3つが高いレベルで共存していると
その人物に対して
【人間力の高さ】を感じるというわけです
人間力が高い人の特徴
人間力の高い人というのは
心の知性の高さを感じさせます!
それは頭が良いというのとは少し違った
どこか心地良い知性です♪
また 人間力の高い人の心理的な特徴としては
恐れから行動していないというものもあります!
自己保身や自己防衛から物事を考えたり
行動したりしないのです♪
自分を明け渡していると
言い換えることもできますし
弱い自分を克服していると言うこともできるでしょう!
そしてそのせいか
彼らは普通の人より一段深い魂レベルで
生きているような感覚を私たちに抱かせます♪
多くの人たちはそこに魅了されるのかもしれません‼︎
そして人間力が高い人は
出会う人たちをファンにしてしまいます
したがってその人がひとたび動けば
「この人のためなら」と
多くの人が力を貸してくれるのです
能力と人間力
能力はあるのに人間力が低い人というのがいます!
例えば
不正を働くエリート官僚
自分の利益のことしか頭にない経営者
悪口や言い訳ばかりしている上司…。
そんな人たちを見ると
きっと私たちはその人の能力ではなく
人間力の低さを感じるのではないでしょうか‥
本来 能力があるからこそ
ある程度の地位まで上り詰めることができるわけです
しかし能力があっても人間力がないと
それ以上の地位には上がることはできない
人間力がないと
周囲の人たちから支持されないからです
しかし人間力のない人がトップに立ってしまうこともあります
そうなるとその組織は不幸です^^;
奇しくも
西郷隆盛の言葉に次のようなものがあります‼︎
「徳高き者には高き位を、功績多き者には報奨を」
人間力のある人物には
高い地位を与えて人の上に立ってもらい
良い成績をあげた人物には金銭で報いるのが良い
ということを言っています
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徳と功、つまり人間力と成績(能力)は別
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これを混同して能力があるというだけで
その人物をトップにすえると
その組織は大抵うまくいきません‼︎
人間力を磨く
さて、ここまで人間力について考えてくると
出来ることなら自分も
人間力を高めたいと望むのが普通でしょう♪
ではどうすれば
人間力を磨くことができるでしょうか?
まず、前提として確認しておきたいのは
「人間力は努力次第で誰でも高めることができる」ということ
もちろんここで説明したようなことを
頭で理解するだけでは十分ではありません
数々の試練を経験し
それを克服して行くことで徐々に
高めていくものだと思います
近道は人間力の高い人に教えを乞うことです
またはその人の近くでその人となりに触れることでも多くのことを吸収できるはずです♪
書物などを通して過去の偉人を師にすることも出来ます♪
例えば、日本実業界の父と呼ばれる渋沢栄一は
中国の古典である「論語」にそれを求めました!
「どんなに能力や技術があったとしても
最後はやっぱり人間力 ── 」
人間力というのは
「胆力・包容力・自律の精神」の3つの総和
によりもたらされるもの。
人間力の高い人は恐れから行動しない。
人間力の低い人がトップに立つとその組織は不幸
人間力は努力次第で誰でも高めることができる
最後になりますが‥
人間力を高めていくということは
肉体的な成長が止まった大人が目指すべき
次の成長と言えるのかもしれません